タグ : 訂正の再抗弁

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過去の特許無効審判・侵害訴訟で排斥されたサポート要件違反にかかる無効主張の許否に関するプラルエント損害賠償請求事件知財高裁判決について
2025年8月27日 裁判例情報(特許・意匠) 飯島 歩 (135)
知的財産高等裁判所第3部(中平健裁判長)は、令和7年(2025年)4月16日、過去の特許無効審判や特許権侵害訴訟(差止請求訴訟)で排斥された無効理由(サポート要件違反)を後の特許権侵害訴訟(損害賠償請求訴訟)で主張することについて、具体的な事案のもとでは訴訟上の信義則に反しないとし、当該無効理由の審理をしたうえで、特許無効の抗弁を認める判決をしました。
事実審の口頭弁論終結後の訂正審決の確定を理由に事実審の判断を争う主張を退けた最高裁判決(シートカッター事件)について
2017年7月17日 裁判例情報(特許・意匠) 松下 外 (17)
平成29年(本年)7月10日、最高裁は、特許権者が事実審で訂正の再抗弁を主張しなかった場合に、後の訂正審決等の確定が再審理由にあたるとの主張を退ける判決を下しました。本判決は、訂正の再抗弁の早期の主張を促すものとして、実務上重大な影響を有するものです。




