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カウンセルに応募するみなさんへ

もうひとつのミッション

私たちは、小さくとも、知的財産の分野を中心に、最高水準の企業法務サービスを提供できる法律事務所を目指し、イノベンティアを立ち上げました。

実は、イノベンティアには、これ以外にもうひとつ、設立当初から目指していることがあります。「仕事と子育てを両立できる企業法務専門法律事務所」を作ることです。

程度の差はあれ、企業法務を取り扱う法律事務所の多くでは、オーバーワークが当然のようになっています。家庭生活との両立は容易でなく、優秀な弁護士が仕事か子供かの二者択一を迫られる状況も見てきました。雇用面でも、女性の採用に消極的な事務所はまだまだ多いと聞きます。

しかし、それはおかしいし、もったいない。対象は異なれど、問題への対処は、法律問題の解決と変わらないはず。クリエイティブなサービスを提供する法律事務所なら、事務所を支える人々が仕事と子育てを両立できるシステムも生み出せるはず、というのが私の持論でした。

私は、家庭では同業者の妻を持ち、子育てを負担してきました。当初は渋々でしたし、完全な50:50が達成できたとはいいませんが、業界がまだ典型的男社会だった当時、原則均等負担を目指す男性弁護士は今よりも珍しい存在だったと思います。勤めていた事務所が大らかであったことにも助けられました。

仕事上子育てはハンデでしたが、限られた時間を有効活用する習慣を与えてくれました。常に夫婦で家庭を考え、互いに感謝し、子供たちとの関係を意識的に築くことができました。職業的成果においても、大きな遜色はなかったと(自分では)思っています。大変な日々でしたが、結果的に、子育てが、色々な意味で人生を豊かにしてくれました。

これを書いている平成28年11月現在、イノベンティアの弁護士は、私以外全員が現役の子育てママです。一口に子育てといっても、そのあり方は一様ではなく、それぞれがそれぞれの条件の中で業務にあたっています。共通しているのは、仕事の内容において妥協がないことです。

9時から5時まで働ける人はその時間を、1日2時間しか確保できない人はその2時間を、精一杯業務に当てることで人を納得させられる仕事ができます。問題は、限られた時間にどれだけ仕事を追求し、その蓄積を力にすることができるか、そして、事務所として、ハンデをサポートできるチームを整備できるかです。

イノベンティアには、「カウンセル」というポジションがあります。勤務時間・場所に制約のある弁護士のためのポジションで、時短や在宅勤務など、ひとりひとりの実情に応じた勤務形態を可能にします。現在はまだ1名ですが、在宅勤務ながら事務所に大きく貢献しています。

カウンセルは、主婦業の片手間で気楽に働きたい人のためのポジションではありません。女性だけのポジションでもありません。努力と工夫によって様々な制約を克服し、プロフェッショナルとして誰にも負けない成果を生み出そうとする人のためのポジションです。どのような環境にあっても最高のサービスを提供することがイノベンティアのミッションだからです。

カウンセルに求めるのは、一定水準の企業法務経験と知識、そして、誠実にチャレンジする精神です。イノベンティアも、そういった人材を眠らせないよう努力します。ぜひみなさんの力を貸してください。

平成28年11月
弁護士法人イノベンティア
代表社員 飯 島   歩

※ 弁理士及び外国弁護士には男性がいます。
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