概要

飯島歩弁護士が、本年(令和元年)12月4日、関西特許研究会訴訟実務部会にて、「特許訴訟における一回的解決」と題する講演をします。

近年の知財判決、特に知財高裁の判決の頻出キーワードは、「一回的解決」です。「一回的解決」とは、文字通り、ある紛争をなるべく一回の手続で解決しよう、という考え方を指し、およそ紛争解決手続全般で重視されるべき一般的な理念です。特許制度に固有のものではない「一回的解決」が、なぜ今特に注目されているのか、また、具体的な解釈論として、どのような形で判決に現れているのか。このことを理解しておくことは、審決取消訴訟や侵害訴訟、そして、そこでの解釈論にに影響される審判等の実務において、重要な意味を持ちます。

今回の講演では、「一回的解決」の問題の背景となる法制度や歴史、そして、今年8月のドキセピン誘導体最高裁判決を含む近年の裁判例の動向を解説するとともに、実務への影響について検討します。

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セミナー概要

日 時 2019年12月4日(水) 18:30-20:30
場 所 日本弁理士会関西会
大阪市北区梅田3-3-20明治安田生命大阪梅田ビル25階
弊所からの登壇者 講師: 飯島 歩

弁護士法人イノベンティア シニア・パートナー
弁護士・弁理士・ニューヨーク州弁護士
京都大学 法学部・卒業 (法学士) (1992年9月)
デューク大学 ロースクール・修了 (LL.M.) (2001年5月)
特許庁 制度改正審議室・法制専門官 (2002年7月-2003年6月)
弁護士法人イノベンティア・シニア・パートナー(代表社員) (2016年4月-2017年8月)
弁護士法人イノベンティア・シニア・パートナー (代表社員兼グループ代表) (2017年9月-)
取扱分野: 知的財産法・紛争解決

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アクセス 日本弁理士会関西会 大阪市北区梅田3-3-20明治安田生命大阪梅田ビル25階