日経バイオテク日経バイオテク Online」(日経BP社)の飯島弁護士の連載「飯島歩の特許の部屋」に、第13回「均等論における足し算と引き算」が掲載されました。

特許権の範囲は、一般に「クレーム」と呼ばれる特許請求の範囲の記載で決まる、というのが世界の標準となっています。他方、ほとんどの国が先願主義を採用した結果、特許は早い者勝ちとなるため、あらゆる侵害態様を想定してクレームを書くことは不可能です。そこで、特許権の範囲の拡張の法理として用いられているのが均等論です。

今回は、「均等論における足し算と引き算」と題して、均等論の射程の大枠の考え方を説明します。