Gai MATSUSHITAイノベンティアは、本年(2017年)1月10日、新たに松下 外(まつした がい)弁護士を迎えました。

松下外弁護士は、東京工業大学で情報工学(人工知能)を専攻した後、東京大学及びニューヨーク大学のロースクールで法律学を学び、日本、米国、シンガポールにおいて法律事務所勤務の経験を有しています。

松下弁護士の紹介

松下弁護士は、高校卒業までカナダで育ち、東京工業大学工学部情報工学科卒業後、東京大学法科大学院を修了、司法修習(新第63期)を経て、2010年に弁護士となりました。

2014年にはシンガポールのアレン・アンド・グレッドヒル法律事務所の訴訟部門・国際仲裁チームで勤務し、2015年に渡米、ニューヨーク大学ロースクールの国際訴訟・仲裁の専門コースにおいて、LL.M.を取得するとともに、ニューヨーク州の司法試験に合格しました。

2016年8月からはヒューズ・ハバード&リード法律事務所に勤務し、2017年1月、イノベンティアに加入しました。

松下弁護士は、長年の海外生活で培われた高い語学力を活かして、多種多様な渉外系法務を、また、東京工業大学における理科系のバックグラウンドから、特許やシステム開発を始めとする技術系法務を、それぞれ数多く手がけてきました。

技術分野に関しては、東京工業大学において人工知能(機械学習)を専攻したことから、昨今注目されているAI関連技術についても強みを有しています。

シンガポールでは国際仲裁等のADRに従事し、その後米国においても、ロースクールや現地法律事務所において、各種国際紛争解決手続について専門的知見及び経験を蓄積しました。

今後は、弊所クライアントの皆様のためこれらの知識と経験を活かしてゆきますので、どうぞよろしくお願い致します。

松下弁護士略歴

2002年1月 ニュートンブルック・セカンダリースクール卒業
2006年3月 東京工業大学工学部情報工学科卒業
2009年3月 東京大学法科大学院修了
2009年9月 新司法試験合格
2010年12月 司法修習修了(新第63期)、弁護士登録(第一東京弁護士会)、弁護士法人北浜法律事務所東京事務所入所
2014年2月〜2015年1月 アレン・アンド・グレッドヒル法律事務所(シンガポール)勤務
2015年5月 ニューヨーク大学ロースクール修了(LL.M. in International Business Regulation, Litigation and Arbitration)
2016年8月〜2016年11月 ヒューズ・ハバード&リード法律事務所(ニューヨーク)勤務
2016年10月 ニューヨーク州司法試験合格
2017年1月 弁護士法人イノベンティア加入(東京事務所)

 

主な著作

2015年7月〜2016年2月 「Singapore International Commercial Court (SICC) の設立とその実務(1)〜(8・完)」(一般社団法人日本商事仲裁協会・JCAジャーナル 第62巻第7号〜第63巻第2号)
2015年11月 『営業秘密Q&A80』(商事法務)

 

講演歴

2015年5月27日 「シンガポールにおける国際紛争解決の実務」 北浜法律事務所 主催 (於: 大阪)
2014年7月3日 「東南アジアにおける国際取引をめぐる紛争解決の実務 – 現地実務家によるシンガポール国際仲裁の実務解説、SIAC仲裁を中心に」 経営法友会 主催 (於: 東京)

 

松下弁護士からのメッセージ

弁護士の基本は、紛争解決にありとの考えの下、訴訟や国際仲裁等の紛争解決案件に特に注力して参りました。

弊所の基幹業務である知的財産法務の分野では、「技術のわかる弁護士」として、クライアントの皆様の目線により近い、満足感の高いリーガルサービスを提供致したく考えております。

また、シンガポール及びニューヨークの現地事務所での勤務経験並びに留学で得た知見・経験を活かして、東南アジアや米国が関連する国際取引案件や国際紛争案件につきましても、クライアントの皆様のお役に立てればと思っております。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。