概要
飯島歩弁護士が、日本弁理士会 関東会主催のライブ配信研修会「特許を受ける権利の二重譲渡に関するバリ取りホルダー事件判決と技術情報漏洩の有事対応」の講師を務めます。
昨今マスコミをにぎわすことも多い技術漏洩の問題については、その予防のための契約や社内体制の構築について、営業秘密保護法制との関係でさまざまな文献があるものの、現に技術漏洩が生じた場合における有事対応については、あまり資料が存在していません。
また、実際の対応において考慮すべき制度は営業秘密保護法制に限られるものではなく、むしろその前に考慮すべきことが多々あります。
本研修会では、特許を受ける権利の二重譲渡の事例について背信的悪意者排除論を適用したバリ取りホルダー事件判決(知財高判平成22年2月24日平成21(ネ)第10017号特許を受ける権利の確認等請求控訴事件)を題材に、情報漏洩の有事対応の考え方を整理します。原始取得制度が導入された現在では、この裁判例自体の適用局面は限定的になっていますが、この事件から得られる知見を踏まえると、平成23年改正で導入された取戻請求権の実務的な問題や、営業秘密の盗用への有事対応のあり方など、様々な実務的知見を得られると思われます。
お申込み
日本弁理士会の会員向け研修会のため、一般の方にはご視聴いただけません。
(弊所ではお申し込みを受け付けておりません。)
セミナーの詳細
主 催 | 日本弁理士会 関東会 |
---|---|
日 時 | 2021年12月16日 15:00-17:00 |
場 所 | ウェビナー |
弊所からの登壇者 | 講師: 飯島 歩
弁護士法人イノベンティア シニア・パートナー |