弁護士法人イノベンティアは、本年(2024年)7月1日、新たに吉田 伊知朗(よしだ いちろう)弁護士・弁理士・博士(工学)を迎えました。大阪事務所に所属します。
吉田弁護士・弁理士・博士(工学)の紹介
吉田弁護士・弁理士・博士(工学)は、米国の高校を卒業後、東京大学工学部金属材料学科を経て住友電工株式会社に勤務し、研究と法務・知財の双方の経験を積んできました。その間、米国ノースカロライナステート大学で科学修士を、東京大学で博士(工学)をそれぞれ取得したほか、日本の弁理士資格を取得するとともに、米国ワシントン大学ロースクールで法学修士(LL.M.)も取得しています。この度、司法修習を経て日本の弁護士資格も取得し、弊所に加入することとなりました。弁護士としては1年目ではあるものの、これまで長年にわたって培ってきた技術、知財、法務の深い実務経験に基づき、クライアントの皆様のお役に立てるものと考えております。
吉田伊知朗弁護士・弁理士・博士(工学)略歴
1978年5月 | 米国アーカンソー州リトルロックセントラル高校 卒業 |
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1979年3月 | 東京学芸大学附属高等学校 / 中退(東京大学入学のため) |
1983年3月 | 東京大学 工学部 金属材料学科 / 卒業 (工学士) |
1983年4月 – 2021年10月 | 住友電気工業株式会社 / (1998年1月まで主に研究部門、以後主に法務・知財部門) |
1988年5月 | 米国ノースカロライナステート大学 工学部 電気工学科 / 修了 (科学修士) |
1998年1月 | 東京大学 大学院 工学系研究科 / 博士 (工学) |
1998年3月 | 法政大学 法学部 通信課程 / 卒業 (法学士) |
2005年6月 | 米国ワシントン大学(シアトル) ロースクール / 修了 (LL.M.) |
2008年3月 | 大阪学院大学 大学院 法務研究科 / 修了 (法務博士) |
2008年1月 – 2021年1月 | 住友電気工業株式会社 / SEIシニアスペシャリスト (知財係争渉外) | 2019年3月 | 甲南大学 法務研究科 / 修了 (法務博士) |
2021年10月 – 2024年6月 | 吉田伊知朗特許事務所 / 所長 |
2024年7月 | 大阪弁護士会 / 弁護士登録 |
2024年7月 | 弁護士法人イノベンティア 加入(大阪事務所) |
吉田弁護士・弁理士・博士(工学)からのメッセージ
東京大学工学部を22歳で卒業後、38年6か月の間、住友電気工業株式会社の、研究部門(光ファイバ、半導体レーザ、研究の管理部門)、法務・知財部門(主に知財係争渉外)等で業務にあたりました。
博士(工学)は半導体レーザに関する研究で授与されましたが、情報通信、その他の半導体材料・デバイス、半導体以外の材料、機械など他の分野の技術も、深く理解した上で対応に当たってまいりました。また、知財渉外部門の責任者として、国内外の機関を相手とし、特許・ノウハウ等に関する紛争解決、共同開発・技術移転・協業等に関して多くの経験を積んでいます。知財関連交渉における、純粋な技術・法律ではない諸々についてもお役に立てると考えております。
日々制度や社会構造が変わっていく中、クライアントの皆様のお役に立てるよう、これからも研鑽に励む所存です。どうぞよろしくお願い申し上げます。