セミナー詳細のご案内 ウェビナー 知的財産法
TRIP TRAP事件東京地裁令和5年9月28日判決に見る
商品形態の法的保護
Zoomによるウェブセミナー
弁護士法人イノベンティア 主催 第４０回リーガル・アップデート・ライブ
内 容
知財高裁が子供用の椅子・TRIP TRAPの形態について著作物性を認めた知財高裁判決（知財高判平成27年4月14日）は、いわゆる応用美術の著作物性を認めた判決として注目を集めました。一方、その後の知財高裁判決では、実用に供される機能的な工業製品やそのデザインは、その実用的機能を離れて美的鑑賞の対象となり得るような美的特性を備えていない限り著作物性が認められないと述べ、応用美術の著作物について美的特性を有する立場を取っています（知財高裁平成28年10月13日判決・エジソンのお箸事件）。
また、商品の形態の法的保護という観点では、組み立て式の棚の形態が周知の商品等表示であるとして、類似の商品を販売する行為が不正競争防止法2条1項1号の不正競争に当たると判断した裁判例があります（知財高裁平成30年3月29日・ユニットシェルフ事件）。
そのような中で、先般、TRRIP TRAPと形態が類似する椅子を販売しているとして、不正競争防止法上及び著作権侵害の両方に基づく請求がなされた事案において、東京地方裁判所知的財産部は、原告の請求を棄却する判決を出しています。
本セミナーでは、この判決を紹介しながら、商品の形態の法的保護の考え方について、裁判例の考え方を解説します。
開催要領
| 日 時 | 2023年12月14日 11:00-11:30 （このセミナーは終了しました。） |
|---|---|
| 場 所 | ウェビナー（Zoom）※随時参加・退出いただけます。 ※ご参加の皆さまには、前日までにZoomのご招待をお送りします。 |
| 登壇者 | 講師: 町野 静 弁護士法人イノベンティア パートナー |
| 参加費 | 無料 |
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