単一の色彩のみからなるデザインと不正競争防止法 – セミナー詳細情報

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単一の色彩のみからなるデザインと不正競争防止法
ルブタン事件知財高裁判決

弁護士法人イノベンティア 主催 第３３回リーガル・アップデート・ライブ

内　　容

令和4年12月26日、知財高裁は、被告が製造販売する靴のデザインが「ルブタン」の女性用ハイヒールのデザインに類似し、不正競争防止法に違反すると主張された事案において、「ルブタン」側の請求を棄却した東京地裁判決を維持し、控訴を棄却しました。本件は、「ルブタン」の赤い靴底（いわゆる「レッドソール」）の保護の可否が問題となったものであり、特にファッション業界から注目されていました。

両判決の結論は同じですが、その判断手法には違いがあります。東京地裁判決は、赤い靴底が「商品等表示」に該当するか否かという点を中心的に取り上げ、この点に関する汎用的な規範も示した一方、知財高裁判決は、先に「誤認混同のおそれ」の有無を判断することによって結論を導きました。このような判断手法の違いを含め、裁判所の判断内容はファッション以外のデザインにとっても実務上参考になるものといえます。

そこで、今回は、このルブタン事件知財高裁判決について、東京地裁判決と対比しながら説明します。

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